武器はテレビ。【Bananavi! [バナナビ!]】
今回の27時間テレビへ向けて様々な雑誌媒体でSMAPのインタビューが載っているけれど、そのどれよりも読み応えがあったように感じる。
何故そう思ったかと言えば、SMAPへのインタビューだけでなくスマスマのスタッフへインタビューしているのだけれど、その内容が今までになく素直に語られている気がするから。
もし今回の雑誌祭りでどの雑誌を買ったらいいのか迷われている人がいるとするなら、是非是非このバナナビをオススメします。インタビューだけでなく、グラビアもとっても素敵なのでその面から見てもオススメです!
今週末放送される27時間テレビのタイムテーブルはもう公式で発表になっているんだけど、初っぱなからかなりの肉体的疲労を伴うであろうと想像できるめちゃイケとの”真夏の水泳大会”がある。朝方にはどう見ても何か起こるであろうタイトルとなっている”めざまし朝風呂”や、”生サプライズ企画”、さんまさんが既にラジオでこの時間にこの企画は過酷であろうと言っていた”さんま×SMAP”、そして謎の”サプライズ”企画!怪しさ満点である。そしてそして最後になんと”怒濤の超豪華SMAPスペシャルLIVE!*1”でエンディングを迎えるのであ〜る。
タイトルだけで見ても過酷な事は間違いないが、実際に今回の総合演出を務める出口さんがこう答えている。
SMAPってやっぱり追い込まれたときに一番見威力を発揮するグループだとも感じているので、27時間ぶっ通しという事に加えて、さらに負担をかけ、そのポテンシャルを最大限に引き出したい。そういう狙いがあります。
はいはいはい。わかりますわかります。私も同意見です!
この暑い中、何をやらすんだ体壊したらどうするんだスタッフ頼むよ〜とか言いたい人もいると思うけれど、私は全く!これっぽっちも!1ミクロンも心配してません。
こうやって、追い込まれた時こそのSMAPを見せてくれるスタッフに感謝したいくらいですからね。
タイムテーブル見て、どのコーナーも信じられないくらい楽しみにしている自分がいて。今年の27時間テレビは私にとっても史上初の27時間テレビになると思う*2。
”10年ぶり!本格的なSMAP全員出演ドラマ”って生でやるのかな。出来るなら27時間だし生ドラマとして見たいけど、生ドラマなら”生”って最初から言うか…?う〜ん。
そしてバナナビを読んでいくうちに、拓哉の言葉に思わず頷いたのでその部分を少し抜粋します。
以前、木村拓哉は「本当はその度量が広くなっちゃダメでしょ。本来ならどんどんスキルを高めていくべきものだと思う。(BOSSのCMで)トミー・リー・ジョーンズには『踊りも歌も不可解だ』みたいに言われてますけど。普通だったらあのコメントがグループに向けられて放たれた時、グループ内だったり、周りの人間だったりが相当過敏に反応すると思うんですけど、僕らってそこがうなずけるというか。自分らも『いわれてもしゃーないな』みたいなことは思うし。歌もやってるし、踊りもやってるのにどこか”未完成”というか、そこがずっとありますね」と実感を語っていた。
私ね、SMAPのこういうとてもとてもアイドルとは思えない発言をしちゃう所が好きなんです。だから彼らから離れられないのです。
『歌がヘタ』とか『フリが揃わない』とか、本人たちも納得しちゃうって言うのがSMAPらしいでしょ?そして私たちもそれを聞いたところで怒りなんてわかない。むしろそうそう!って思ってしまう。なんなんだろうこの人たちって笑。
こういう人間味溢れる、そういう姿を魅せてくれるSMAPが大好きなんだ。だからSMAPは私の永遠のアイドルなのです。
ダンスが揃わないとかそんなのもうネタみたいになっちゃったしね☆ネタにしちゃいけないのかもしれないけど、そこがまたいい味になってるんだと思う。甘いかな、私…えへへ。
守らず攻め続けるSMAPが一番かっこいいのは間違いない。
ここからは、今現在スマスマに携わっているスタッフたちのインタビューを読んでの感想です。ここまで長くスタッフの言葉が載っている事って珍しいと思う。
今まで心のどこかで不安だった事とか、疑問だった事、聞いてみたかった事が見事このインタビューですべてクリアになったんだ。それくらい私にとっては貴重なインタビューでした。
スマスマに疑問や不満持っている人も読んだらきっとスタッフのやりたいとしている事、思惑がわかるんじゃないかなと思う。
BISTRO
迷った時期もあったんですが、今は『SMAP×SMAP』は総合デパートでいいんだなと思っています
一時期ビストロのコーナーについて凄く不安に思う時期があった。あの時はビストロが変わっていく途中だったのかもしれない。そしてそれにまだ慣れていない私は変わりゆく事に不安を感じてたんだと思う。
なんでこういうゲストばかりなんだろう。なんで料理している様子をもっと映さないんだろうか。なんでなんでなんでなんで。なんでばっかりの時期もありました。今はそんな事思わなくなったけどね☆
でもこのスタッフのインタビューにすべて答えが出ていた。変化しようとしていた部分に当時の私が付いていけて居なかっただけなんだよ。時代と共に変わるのが当たり前なのに。
S-LIVE
- 01年からこの番組に携わっている音楽ディレクターの”板谷栄司”さん。
「出来上がった収録映像に時間を手間をかけてCGの後加工を加えて世界観を確率させている。(これを”ラッピング”と表現する。)「10代と40代でかっこいい服装が違うように、年齢とともにかっこいいスタイルも変わる。22時台のスマスマでは、深い音やモノトーン、強い白を意識的に使ってきました。今のスタイリッシュなSMAPに自然に合う色とライトを、時間の経過とともに考えています。また、ゲストによってその照明スタイルを大きく変える事はしません。それが、他の音楽番組と異なるスマスマらしさ。CG加工を含め、毎週かなりの時間をかけています。」
「常に新しいテクニックを求めているわけではなく、SMAPの音楽が常に進化していくので自然を進化してきました。SMAPが今の時代に音楽を提案し続ける限り、この番組も進化し続けます。」
「トップランナーとして走り続けるSMAPが、行く先歩くつま先からきれいな花が光り咲くようにするのが我々の役目だと思っています。」
今の時代なかなかできないような、贅沢にも1曲ごとに毎回違うセットを注文し、他の音楽番組では多くて6台のカメラだが、スマスマでは常時8台が機動している事。収録後かなりの時間かけてラッピングしていることなど。あのかっこいい映像が出来上がるにはそれだけの時間、技術がかかっているんだって事を改めて実感させられた。S-LIVEの映像って他の音楽番組とは全く違っていて、スマスマ独自の世界観があるのがよくわかるし、見ている私たちに伝わる。こんなにもSMAPやスマスマへ素敵な言葉、想いを込めて仕事してくれているスタッフが居るって奇跡みたいな事だよ。幸せだな、スマスマは。私たちは。
- シングル50曲、40分間ノンストップSP。担当した”松永健太郎”さん。
「全員やりきってくれましたし、この番組の技術美術照明カメラはやっぱり優秀だなと思いました。こういう追い詰められる企画を今後もっとやっていくつもりなので、楽しみにしていてください。」
ここから27時間テレビの”怒濤のSMAPスペシャルLIVE!”に繋がるんですね!
50曲メドレー企画は5人旅に続く神企画でしたね。最高だった。カメラ、照明、美術、技術さん、SMAP、ほんと全ての人たちの気持ちが同じだったからこの生LIVEが成功したんだと思うし、忘れられない生LIVEになった。ほんとこんな前代未聞な企画をスマスマでやってくれた事に感謝。27時間が楽しみだな〜。
コント&チャレンジ
「昔は”アイドルがコントをやる”というだけで注目度が高かったんですが、いつしかそれはスタンダードになり、珍しくなくなってきました。SMAPも年月とともに変化していますし、番組の中身をそれに合わせて変わっています。」
コント難しいよね。今の時代…スマスマでもコントがぐっと減りました。その代わりに企画ものやチャレンジもの増えたけど、やっぱり私としてはもっとコント見たい。
時間もお金もかかるんだろうコントだけど、スマスマにはこれからも作り続けていってほしいと思う。
ドキュメンタリー
「今の僕らはやはりSMAPメンバーに対する愛情が強くなってしまっているので、『客観的に見られなくなってないか?』という不安もあるんです。正直、今の僕は信じているんですよね。何をやってもこの人たちは威力を、輝きを放ち続けるだろうと」
スマスマが少しずつ変化していた時に、よく聞かれた言葉が『スタッフはSMAPに愛情がない』とかそういう文句結構あったよね。私はそういう言葉を聞いたり見たりしてとても辛かった思い出がある。『そんな訳無いじゃん!』て言いたかったものの、実際の事はわからないから何も言えない歯痒さ。でもこうして言われるとわかるんじゃないかな。私たちと同じなんだよ。いや、番組を一緒に作っているスタッフは私以上にSMAPを盲目的に見てしまう事もあるのかも*3。
そんなスタッフが居るスマスマが頼もしくもあり、もしかしたらそれが故に世間とのギャップを生んだりも?なんて。でもそれも含めスマスマスタッフが一番よくわかってるんだなって言う事が本当によくわかった。なんだか安心したよ。
- SMAPはじめての5人旅
「僕は一週間以上編集所から一歩も出ずに編集をしたんですけど、正直、放送するまでは不安でした。(SMAPに愛情のある)僕は面白いものができたと思うけど、世の中の皆さんはもしかしたら自分と大して関係のない5人が勝手に旅していると感じるだけかもしれないと。」
- 結果的に20%以上の視聴率を獲得した。
「ホッとして、やっぱりSMAPは国民的スターだったんだ、あれはスター5人のゲリラロケだったんだなと実感しました。それによって、SMAPもまたもうひとつ新しい切り口ができ、新しいステージに行った気がします」
この5人旅は、ヲタクにとっては素晴らしすぎる企画でした。だからこそ、近くにいる愛情も情もあるスタッフが言う”不安”て言うのはよくわかる。でもね、言っているようにSMAPはそういう存在なんだよ。特別ファンじゃない人もSMAP5人の成長や人生をどこかで見て来ていて共有している。だから中居君の涙にあれだけの人が共感して感動したんだと思う。
あの5人旅で新たなステージに行ったっと私も思う。こんな話をしているとまた5人旅を見返したくなっちゃうね。何度見ても飽きない。本当に永久保存版。宝物になった。
始まりがあれば終わりがあるわけで、永遠に続くものなんてこの世にはなくて。
現に終わるなんて想像も出来なかった、日本のお昼の番組”笑っていいとも!”も終わってしまった。終わってしまえばあっけないものであんなに寂しかった気持ちもどこか薄れて行くものなんだなと実感している*4。終わらない番組なんて無いんだよ。終わってから後悔しても遅いんだよ。
バナナビ、結構抜粋したけれどこれはほんの一部の一部の一部。ぜひまだ買っていない人は読んでほしい。スマスマも27時間テレビも本当に楽しみです。